無線LANをWindowsCEで使うには、CE用のドライバが必要です。WindowsCE用でサポートされている無線LANカードはあまり多くありません。しかし中で使われているチップセットは大抵Lucent Technologiesか、Intersilのどちらかですから、これを手がかりにすることが出来ます。一つがLucentのチップセットを使っているORiNOCOのカードです。日本では日本NCRが取り扱っています。パソコン販売店で入手しやすいメルコBUFFALOのWLI-PCM-L11は、WindowsCEはサポート外ですが、ORiNOCOのWindowsCE用のドライバを使うことで使用可能になるようです。またcorega PCC-11はIntersilのチップセットを使っていますがORiNOCOのドライバで動くという報告もあります。Intersilのチップセットを使ったものではアクトンのカード等がありますが、ELECOM LD-WL11もアクトンのドライバで動くという報告があるようです。
ただしORiNOCOのwlce_402.exeを使った場合はwvlan46を、WLWCE64.exeやWLWC2B70.exe等を使った場合はドライバ名WLLUC46を、アクトンのドライバを使う時はドライバ名をCW10.DLL、等のように、ドライバインストール後にカードを指した時に「認識されなかったPCカードアダプタ」というタイトルのダイアログボックスの「ドライバ名:ネットワークカード:ソケット1」の「ネットワークカード:ソケット1」の部分に使用するドライバ名を正確に入力する必要があります。
またメルコのWLI-PCM-L11はWiFiマークのついた新しいカードとWiFiマークのついていない古いカードがあり、カードのファームウェア(Station Firmware)のバージョンに差があります。ドライバにwvlan46を使った場合、どちらでも使用可能ですが、WLLUC46を使った場合、WiFiマークのついていないカードではファームウェアのバージョンが古いためにそのままでは使用できません。しかしWLLUC46の方が、タスクバーに電波強度が表示されるので、便利です。メルコBUFFALO WLI-PCM-L11ファームウェアのアップデートにファームウェアのアップデートの方法があります。
Last update: May 31 2001